一般社団法人泥土リサイクル協会

廃石膏ボードリサイクルの品質管理の在り方と社会実装

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平成29年度 環境研究総合推進費による研究が採択される

この度、国立研究開発法人 国立環境研究所を主たる研究機関として提案した、「廃石膏ボードリサイクルの品質管理の在り方と社会実装」が採択されました。

環境研究総合推進費は、環境省が必要とする研究テーマ(「行政ニーズ」という。)を提示して公募を行い、広く産学民官の研究機関の研究者から提案を募り、評価委員会及び分野毎の研究部会の審査を経て採択された課題を実施する、環境政策貢献型の競争的研究資金です。

本研究は、「廃石膏ボードリサイクルの品質管理の在り方と社会実装」をメインテーマとし、以下の5つのサブテーマについて実施していくもので、再生石膏粉の品質検査プロトコルを提案し、廃石膏ボードリサイクル業界の自主ガイドラインを作成することで、廃石膏ボードのリサイクルにおける再生技術の信頼性を向上させる取り組みです。本研究では、地盤材料として利用する際に懸念されている硫化水素ガス発生を評価するための検査法をガイドラインに盛り込み、フッ素の溶出特性に関する留意点を明らかにしつつ、再生石膏粉を用いた地盤改良材の有効性を提示すること、また、ガイドラインは、全国石膏ボードリサイクル協議会メンバーに活用して頂く事で、同研究の成果の社会実装を完遂させることを最終目標に掲げています。

サブテーマ毎の取り組み内容ならびに最終目標を以下に示す通りで、協会は下記【サブ5】の「環境安全品質ガイドライン策定によるリサイクルシステムの社会実装」について取り組んで参ります。

サブテーマと最終目標

サブ1:再生石膏の地盤利用における環境質の制御

地盤利用時に懸念されているが基準値の無い硫化水素ガスに対する検査法の確立。
コンクリート構造物に及ぼす硫酸塩阻害の定量的評価。

サブ2:再生石膏の地盤利用における工学的ベネフィットの検証

再生石膏が使用されている地盤改良用固化材の強度発現機能と再生石膏の品質が強度等に及ぼす影響、フッ素溶出抑制効果。

サブ3:再生石膏粉の品質管理に関する検討

中間処理施設から排出される石膏粉の粒度や含水比、結晶水品質、有害物質含有量の調査と品質検査プロトコルの提案。解体系石膏粉の品質向上を目指した処理技術の開発。

サブ4:再生石膏のマテリアルフローと他分野を対象とした需要量・経済効果

農業・畜産利用を含め、地盤利用の固化材等の需要量予測を行うことで、ボードtoボードリサイクルも踏まえた再生石膏マテリアルフローの将来像を示し、指定資材となるに資する経済効果を示す。

サブ5:環境安全品質ガイドライン策定によるリサイクルシステムの社会実装

学識者や自治体職員を交えた検討会を開催し、石膏粉ならびに地盤利用に係る安全品質ガイドラインを作成する。また、再生品認定制度や施工業者に周知するための広報活動としてセミナーを開催する。

これから2年間に亘って石膏再生粉を活用するための基礎研究ならびに利用のためのガイドライン作りに向けて、国立環境研究所を中心として、福岡大学、愛知工業大学、日本能率協会総合研究所とともに活動を進めて参りますので、皆様方のご協力をよろしくお願いいたします。

石膏ボード再生粉の利活用の流れ

今回採択された詳細は下記環境省のホームページに掲載されております

⇒環境省ホームページ

新聞・雑誌等掲載記事

E-Contecture

2017年7月号
ガイドライン策定に向け始動

INDUST

2017年5月号
廃石膏ボードの再生の利用
 
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