HOME > 協会関連のニュース > 廃石膏ボードリサイクルのあり方に関するワークショップ報告書
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掲載:2014年4月8日
 

 廃石膏ボードの問題については、実態調査などの実施、リサイクル技術の開発やリサイクルルートの拡大、リサイクル製品の需要の育成などのさまざまな取り組みが産官学それぞれにおいて実施されてきました。また、産廃棄物処理業者を中心にした研究会や組合等が全国各地で発足され、廃石膏ボードを再資源化する企業が増え始めています。

 一方、リサイクルされたこれらの資材の「出口」が明確でなく、利用が低迷しています。そして、ストックすることが難しい資材であることから、リサイクルと称して不適切な処理と利用を繰り返している企業も見受けられるとともに、価格が安定しないまま下落しています。

 

 泥土リサイクル協会では、泥土処理に使用される固化材においても石炭灰や製紙焼却灰の他、近年問題となっている廃石膏ボード等の産業廃棄物を有効利用するためのフィージビリィティスタディを行ってきました。具体的には、@建設汚泥リサイクルに関する問題点抽出と解決策提案、A要求品質に適応した処理方法のプランニング、B泥土処理技術の開発支援、C固化材等の開発支援、などを提供しています。

 また、排出事業者、材料・機械メーカー、産業廃棄物処理業者がそれぞれの立場から問題提起を行い、土木工学や応用化学の専門家等の意見ならびに異業種分野からの情報を多面的に取り込むことにより技術の革新を促進し、その成果である会員企業が保有する技術をオープンイノベーションすることで、コスト低減となるリサイクルを実現しています。

 

 そこで、本協会の活動実績を踏まえて、廃石膏ボードリサイクルを促進するために同じ価値観を共有している会員企業のみなさまの技術やネットワークを集約する場として、本ワークショップを開催致しましたところ、多数の企業からご参加いただくことができました。

 

 

 本協会では、ご参加いただいた方々の貴重な考え方を活かすことを目的に、事務局にて再度整理して最終的な事業戦略はどのように展開されるかを加筆修正し、報告書として取り纏めていますので、会員企業におかれましては会員専用サイトからダウンロードしていただき、新たな事業展開に役立てていただければ幸甚です。(会員専用サイトへの移動方法がわからない方は協会にお問い合わせください)

 

 


  【 お問合せ先 】
〒492−8266 愛知県稲沢市横地町12番地  
泥土リサイクル協会 事務局  担当者 : 野口、西川
Tel : 0587-23-2713 Fax : 0587-23-2734
 
 
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