一般社団法人泥土リサイクル協会

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イーキューブシステムとは

イーキューブシステム(粒状固化工法)とは

「イーキューブシステム(粒状固化工法)」は、流動性(流れる)を呈する建設汚泥や浚渫土などに、その流動の程度(フロー値等)に応じて固化材及び高分子凝集剤を添加し、これを新たに開発した特殊連続ミキサーに投入して30~50秒程度攪拌することにより、固化した処理土を粒状に生成することにより土質材料として再資源化し、路盤材、埋戻し材及び堤体材料等として再生利用する工法です。  
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■技術登録一覧(平成20年11月1日現在)

名 称 登録日 登録番号
建設技術審査証明 2007/10/18 建審証第0702号
NETIS 2003/10/21 CB-030057-V
日本道路公団 新技術新工法 2004/7/30 No.200400019
宮城県 新技術新工法 2004/10/4 No.04-07
兵庫県 新技術新工法 2004/11/17 No.040132
静岡県 新技術新工法 2004/12/1 No.1195
岐阜県 新技術新工法 2004/10/4 '04-07
ARIC(農業農村整備情報総合センター) 2005/6/29 224

※(財)高速道路調査会(EHRF)の新技術電子カタログに、イーキューブシステムが登録されました。

イーキューブシステム NETISの新技術活用評価会議において従来技術より優れているとして「優良技術」に指定
(2010.12)
本技術は、平成18年に申請し、関東地整の荒川河川事務所の「浚渫土砂改良工事」において試行工事に選定され、平成21年1月に工事が施工されました。その後、1年半に渡って行われた事後確認結果を基に事後評価を受けました。その結果、「公共工事等における新技術活用システム」において「優良技術」として指定されることとなりました。
本技術は、SMW工事や地盤改良工事から排出される自硬性の建設汚泥、また、泥土圧シールドや推進工事から排出される掘削残土や浚渫土砂等の非自硬性の泥土まで様々な高含水泥土を要求品質に応じた処理を行うことができる技術であり、全国各地の発注機関様からご要請を受けています。

開発経緯

平成14年度の建設副産物の実態調査によれば,建設泥土の発生量は約800万トンと言われており,その再資源化率は約69%でコンクリート廃材などに比べ低迷しています。その他,処分場や環境問題など様々な問題があります。
また,従来の泥土リサイクル処理は脱水や乾燥処理が主体であり,泥土を処理場に搬入して,沈殿・濃縮・脱水・乾燥処理の過程を経て固形化し,それを破砕して地盤材料として再利用するものでした。しかし,この処理では様々な問題が指摘されるため,最近では泥土にセメントや石灰等の固化材を添加混合して工学的性質や施工性を改善する“安定処理工法”が主流になりつつあります。安定処理工法には現在,固化材の選定や処理技術によって,幾多の手法が提案され,処理技術の経済性や適用性,処理土の品質や有効利用の方法が競われています。こうした背景を受け,「イーキューブシステム(粒状固化工法)」は,既存技術において課題とされていた処理コストの低減,処理土の品質確保,処理能力の向上を目標に掲げ、開発しています。

 
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