泥土リサイクル協会におけるCO₂の削減 CO₂固定化に関する泥リ協の取り組み

CO₂固定化プロジェクトチームの発⾜
環境省では、⼆酸化炭素の回収・有効利用・貯留(CCUS)を活用したカーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みが実施されています。

泥リ協ではこれまで建設汚泥を自ら利用することでCO₂削減に⼤きく貢献してまいりましたが、循環資源も活用している観点から、今後はCO₂吸着・固定化にも寄与することで、カーボンニュートラル社会の実現に向けて活動を開始することと致しました。
そこで、循環資源へのCO₂吸着・固定化に関する研究成果の実現に向けた検討をするとともに、LCAを踏まえた泥土リサイクルによるカーボンネガティブが実現されることを目的に本チームを発⾜し、活動を展開しています。
委員(理事企業)
- 鹿島建設株式会社
- 株式会社大林組
- 株式会社安藤・間
- 大成建設株式会社
- 西松建設株式会社
- 株式会社熊谷組
- 五洋建設株式会社
アドバイザー
- (国研)国立環境研究所肴倉 宏史
- 大阪大学大学院 乾 徹
- 福岡大学 藤川 拓郎
外部アドバイザー
-
電力中央研究所
井野場 誠司
小川 翔平

次世代技術者の取り組みであり、
泥土リサイクル活性化PJメンバーで構成

同研究をすでに実施している有識者、外部団体に参加要請

プロジェクトチーム

- 循環資源へのCO₂吸着・固定化に関する研究成果の実現に向けた検討
- LCAを踏まえた泥土リサイクルによるCO₂削減効果に関する検討
国土交通省建設技術研究開発助成制度
建設技術研究開発助成制度は、建設分野の技術⾰新を推進していくため、国土交通省の所掌する建設技術の⾼度化及び国際競争⼒の強化、国土交通省が実施する研究開発の一層の推進等に資する技術研究開発に関する提案(ただし、鉄道、港湾、空港等運輸政策分野の技術研究開発に関する提案は対象外)を企業や研究者から広く公募する競争的研究費制度です。

本年度のテーマである「新しい工法や材料を活用し、建設分野における生産性向上やカーボンニュートラルの実現に資する技術開発」において、「建設分野におけるカーボンニュートラルの実現に資する炭酸塩化した循環資材を活用した泥土リサイクルの社会実装に向けた研究」として、研究代表者を国立環境研究所に、電⼒中央研究所、福岡⼤学とともに公募いたしましたところ、採択されました。
泥リ協の役割としては、炭酸塩化した循環資材を主原料とする固化材の試作ならびに実用に向けた製造法の検討や実用に向けた製造法の検討・泥土処理工程における炭酸塩化固化材の混合撹拌方法の検討を実施するもので、泥リ協内部に新たな開発チームを構成して、約2年に亘り研究開発を進めてまいります。
建設分野におけるカーボンニュートラルの実現に資する循環資源を活用した⾼含水泥土リサイクルの実用化研究
