お知らせ・協会ニュース 砕石跡地の原型復旧における発生土利用に掛かる　泥土処理施設現場見学会を開催いたしました

首都圏においては建設発生土ならびに建設汚泥が大量に発生いたしますが、その処分先が不足している現状にあります。このような背景において弊会会員である芳村石産株式会社は、軟弱土砂を再資源化した改良土ならびに建設汚泥を再資源化した処理土を埋立材料として活用するための事業を開始することとなりました。具体的には、これまで弊会会員の中間処理企業が導入している泥土処理装置ならびに流動化処理装置を合わせて導入致しました。

そこで、これらの泥土処理施設を通して泥土再資源化技術を実際に見ていただくことで、弊会が推奨している処理技術の優位性を感じ取っていただきたく、同社のご協力を賜りまして高含水泥土処理の見学会を開催いたしましたところ、多数の企業にご参加いただき、高含水状態の土砂が30秒程度の短時間で粒状固化処理されていく状況に驚いておりました。

また、芳村石産様の会議室をお借りいたしまして、「建設汚泥の再資源化」ならびに「高含水泥土の安定処理と含水比調整」について、事務局よりレクチャーいたしました。

なお、泥土処理において重要なことは、均一な品質を確保する混合撹拌技術と要求品質に応じた固化材の選定であり、弊会では、会員相互のアライアンス構築により、数々の泥土処理を実現しています。