MRAの主な活動内容 建設資源リサイクルに関する環境教育の実施

泥土を適正に処理するための指導者育成
資源循環型社会の創造を目指し、最適な資源化技術・リサイクル方法の提案や、環境省から事業認定されている「泥土を適正に処理するための指導者育成講座」などを通して、発注機関、コンサルタント、排出事業者、中間処理業者の等多くの技術者を教育、支援してるんだよ。

環境省が主管する「人材認定等事業」において、本協会がこれまで行ってきた現場技術者への環境教育内容が「泥土を適正に処理するための指導者育成」として事業認定されました。この認定事業を通して、発注機関、コンサルタント、さらには日建連を通して排出事業者等多くの技術者に育成、指導しています。会員企業においては、社内技術者のスキルアップ教育のひとつとして支援しています。

泥リ協が実施している各種環境教育
①それって泥土リサイクル?

泥土リサイクルにおいて本来想定される利用方法とは異なった考え方でリサイクルされたイリーガル事例を関係法令の考え方に沿って解説したものです。また、このようなイリーガル事例がどのような法的罰則を受ける可能性があるかを解説しています。
②専門業者に向けた泥土リサイクルについてそれって泥土リサイクル?

建設汚泥を排出する工事を行っている専門業者に向けた教材です。排出した建設汚泥を専業者自身がリサイクルまで実施していただけるよう、建設汚泥リサイクルの意義やリサイクルするためのポイント、さらには泥土処理における役割分担について解説しています。
③建設汚泥の現場内再資源化

建設汚泥を現場内で再資源化するために必要となる知識を詳細に解説して協会が推奨している技術について処理⼿順ごとに分かりやすく説明し、リサイクルした場合のベネフィットについて具体的な数値で解説しています。また、これまでの施工事例をあわせて紹介しています。
④適正処理違反における懲罰について

関係法令に照らし合わせて、処理違反となる可能性がある事例を挙げ、その場合における懲罰について解説しています。本教材につきましては、関係法令等の考え方を示すものであることから、泥リ協の建設法務アドバイザーである、弁護士法人 One Asia 江副哲(えぞえさとし)先生の監修のもと作成しています。
⑤けんせつおでいリサイクルのすすめ

建設汚泥リサイクルの必要最⼩限の知識や情報等を知っていただき、少しでも建設汚泥リサイクルに関心を持っていただくことを目的として作成したものをよりわかりやすくリメイクした教材です。本冊子のタイトルでは、“建設汚泥”や“建設泥土”ではなく“けんせつおでい”と表記しているのは、これまでのイメージを刷新し、泥土リサイクルを身近に感じていただくための泥リ協独自の表現です。
⑥泥土リサイクルに関するQ&A

これまで泥リ協に問い合わせのあった内容について、Q&A形式で取り纏めたものをよりわかりやすくリメイクした教材です。特に問い合わせの多かったものや勘違いしやすい内容について紹介しています。
⑦シールド工法から排出される掘削土砂

シールド工法から排出される掘削土砂は、掘削した時点において建設発生土ではなく建設汚泥ですが、環境省の建設廃棄物処理指針(平成22年度版)に記載されている、“一体の施工システム”の解釈によって、建設発生土として取り扱われている事例もあり、これらに関する留意点についてよりわかりやすくリメイクした教材です。
⑧⾼含水泥土の安定処理と含水⽐調整について

建設汚泥や浚渫土砂等の土砂(以下、⾼含水泥土)の処理・改良を行う目的は、⼤きく分けて次の2つに区分されます。ひとつは、⾼含水泥土を土質材料となるよう処理・改良して再生利用すること、もうひとつは、⾼含水泥土はそのままの状態ではベッセルダンプやタンクローリー等の特殊車両にて運搬する必要があることから普通仕様のダンプトラックで運搬できるような状態に改質することに区分されます。この2つの目的に対してそれぞれの処理・改良ならびに改質の方法についてまとめた教材です。
講演資料の閲覧方法について
会員企業の方は「会員企業専用サイト」より、また、発注者様ならびにコンサルタント様は、お問い合わせボタンから資料請求メールをご送付いただければ、講演資料を入⼿できます。

●講演活動の閲覧例
※横にスクロールして閲覧ください。
主催者 | 講演者 | 受講対象者 | 講演内容 |
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北陸地方 建設副産物対策連絡協議会 |
北陸の建設リサイクル講習会 | 建設業、中間処理業、自治体 | 泥土を適正に処理するために(建設汚泥リサイクルにおける先駆的な利用事例の紹介) |
北海道開発局 | 建設副産物技術講習会 「今更訊けない建設リサイクル」 |
建設業、中間処理業、コンサルタント、自治体 | 泥土を適正に処理するために |
九都県市廃棄物問題検討委員会 | 適正処理部会研修(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市) | 環境部局職員 |
建設汚泥を適正に処理するために 建設汚泥の適正処理に向けた検討 「建設汚泥処理物の廃棄物該当性の判断指針について」の通解 |
日本建設連合会 中部支部 |
建設廃棄物の適正処理・リサイクル関連講習会 | 建設業 | 建設泥土の基礎知識ならびに建設泥土の処理技術について |
日本建設業連合会 東北支部 |
建設工事に伴う環境対策講習会 | 建設業 | 高含水泥土を適正に処理するために |
愛知県海部建設事務所 | 技術職員スキルアップ勉強会 | 愛知県土木職員 | 建設泥土の基礎知識ならびに建設泥土の処理技術について |
名古屋市上下水道局 名古屋市緑政土木局 |
技術職員スキルアップ勉強会 | 名古屋市土木職員 | 建設泥土の基礎知識ならびに建設泥土の処理技術について |
建設資源広域利用センター | 事業部員スキルアップ研修会 | 事業部員 | 泥土を適正に処理するための基礎知識編ならびに技術編と施工事例 |
富山県環境技術事業協同組合 | 技術勉強会 | 地場企業 | 建設汚泥リサイクルの適正処理について |
鹿児島県産業廃棄物協会 | 廃石膏ボードリサイクル推進セミナー | 中間処理業、自治体 | 廃石膏ボードリサイクルビジネスのあり方に関するワークショップ報告 |
山口県産業技術センター やまぐちぶらんど技術研究会 |
廃石膏ボードリサイクルセミナー | 地場企業 | 廃石膏ボードから再生した石膏粉の利活用の現状と社会実装 |
富山高等専門学校 | 循環型社会講座~廃石膏ボードリサイクルを中心とした環境技術・ビジネス~ | 建設業、中間処理業、材料メーカー、商社、一般市民 | 石膏再生粉の固化材としてリサイクルする立場からのワークショップから見えたこと |
復興大学 | 復興人材育成教育コース | 大学生、大学院生 | 災害廃棄物や津波堆積物などの有効利用と管理(現場実習と報告会) |
九都県市廃棄物問題検討委員会 適正処理部会 |
建設汚泥リサイクルに関する勉強会 | 自治体環境部局担当者 | 泥土を適正に処理するための基礎講座を4回に亘って実施 |
鹿児島県産業廃棄物協会 | 建設汚泥リサイクルに関する勉強会 | 中間処理業、自治体 | 建設汚泥に関する基礎講座 |
愛知県 | 災害廃棄物処理講演会 | 愛知県技術職員 | 災害廃棄物の有効活用に関する講演 |
(一社)岡山県計量協会 | 環境計量講習会 | 日本環境測定分析協会会員 | 泥土を適正に処理するために知っておくべき、関係法令、技術情報について |
建設資源リサイクル研究会 | 特別講演 | 建設業、中間処理業、材料メーカー、有識者 | 建設汚泥・浚渫土砂・津波堆積土等の高含水泥土を適正に処理するために |
(一社)日本建設業連合会 (一社)愛知県建設業協会 |
環境セミナー | 建設業 | “けんせつおでい”リサイクルのすすめ |
(一社)泥土リサイクル協会 | Webセミナー | 建設業、中間処理業、材料メーカー、商社、有識者 | 泥土を適正に処理するための基礎講座を5回に亘って実施 |
リサイクル土を扱うネットワーク | 土サミット | 建設業、中間処理業、材料メーカー、商社、有識者 | 環境質にこだわった建設汚泥リサイクル」について |