基調講演 『名古屋港の浚渫に関する現状と将来展望』
講演者:浅岡顕((財)地震予知総合研究振興会 副首席主任研究員)
港湾・空港等においては、浚渫土砂の有効利用が実施され、所要の効果が得られてきました。しかしながら、近年、海洋投棄に関する制約が強化されたり、埋め立て場所が確保できない等、新たな問題が発生しています。こうした背景から名古屋港では学識経験者を中心に委員会が設置され議論が進められています。
そこで本委員会の委員長で、当協会の特別会員である浅岡 顕様に『名古屋港の浚渫に関する現状と将来展望』についてご講演いただくことと致しました。
浅岡様は、名古屋大学大学院工学研究科社会基盤工学の教授として多くの技術者を育てられるとともに地盤工学会の会長として社会貢献してきましたが、本年3月に御定年を迎えられ、現在は(財)地震予知総合研究振興会の副首席主任研究員として新たな場でご活躍されています。
講演 『2010廃棄物処理法の改正ポイント』
講演者:尾上雅典(行政書士エース環境法務事務所)
不法投棄が減少しないことを踏まえ、これまでの廃棄物処理法(以下、廃掃法)の改正では中間処理業者の責任を重視し、監理体制の改善を図って来ましたが、不法処理に関する事案が全国的に散見され、問題となっていました。そのため今年の廃掃法の改正では、これらの原因は排出事業者が積極的に関与していないこととして「排出事業者責任の強化」が中心となっています。
そこで、その内容を適正に理解することが重要であることから、今回の法改正のポイントを整理し、その内容について 行政書士エース環境法務事務所の尾上雅典様にご講演いただきます。
尾上様は、企業の社会的責任(CSR)時代を迎え、廃棄物処理に携わる会員企業の社会的責任の取り組み方について適正な法令解釈等を中心に講演をされているほか、メルマガの「よくわかる!!廃棄物問題」にてタイムリーな話題を提供されており、本協会でも参考にさせていただいております。