固化材
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協会推奨固化材一覧
セメント系
品名・規格 | 備考 | メ-カー | |
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エコソイルα | 浚渫土改良用 | PS灰の有効利用 | ETSジャパン チヨダウーテ |
エコソイルαⅡ | 高含水泥土用 | 高炉スラグの有効利用 | |
エコα | 軟弱土改良用 | PS灰の有効利用 | アグロジャパン |
アッシュスター | 高含水泥土用 | 石炭灰の有効利用 | アイコ |
GA-2 | 高含水泥土用 | 廃石膏ボードの有効利用 | ダイセキ環境ソリューション |
グリーンライムLC-E | 高含水泥土用 | 生石灰・セメント | 宇部マテリアルズ |
石灰系
品名・規格 | 備考 | メ-カー | |
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テクノソイルCM | 高含水泥土用 | PS灰の有効利用 | ETSジャパン チヨダウーテ |
テクノソイルCS | シールド掘削土砂用 | ||
ハーデンM | 高含水泥土用 | PS灰の有効利用 | アグロジャパン |
ハーデンS | 超高含水泥土用 | ||
グリーンアースCZ | 中性域対応型 | 石灰+高炉スラグ+中和剤 | エージェック |
グリーンアースCR | 高含水泥土用 | 石灰+高炉スラグ | |
GA-1 | 高含水泥土用 | 石灰+廃石膏ボード | ダイセキ環境ソリューション |
グリーンライムLS | 高含水泥土用 | 生石灰+石膏 | 宇部マテリアルズ |
グリーンライムLG | 発塵防止 | 消石灰(湿潤)+石膏 |
石膏複合系
品名・規格 | 備考 | メ-カー | |
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ハーデンL | 軟弱土改良用 (弱アルカリタイプ) |
PS灰+無水石膏+スラグ | アグロジャパン |
石膏系
品名・規格 | 備考 | メ-カー | |
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エコハードAⅡ | 高含水泥土用 (中性土壌改良材) |
半水石膏 | チヨダウーテ |
エコハードRe | 高含水泥土用 (中性土壌改良材) |
廃石膏ボードの有効利用、半水石膏+フッ素不溶化 | ETSジャパン |
タイガージプハード | 高含水泥土用 (中性土壌改良材) |
半水石膏 | ティ・アイ・シー |
タイガージプハードスーパー | 高含水泥土用 (高分子プレミックス) |
半水石膏+高分子凝集剤 |
石灰系粒度調整材
品名・規格 | 備考 | メ-カー | |
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カルシア改質材 | 軟弱土改良用 (海域用) |
製鋼スラグ | 日本製鉄 |
ジオタイザー | 軟弱土改良用 (陸域用) |
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グリーンライムQS | 軟弱土改良用 | 生石灰+スラグ+添加剤 | 宇部マテリアルズ |
高分子凝集剤
品名・規格 | 備考 | メ-カー | |
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エコハードB S-1T | 高含水泥土用 (高分子系) |
水溶性高分子凝集剤+廃微砂 | チヨダウーテ |
その他添加剤
品名・規格 | 備考 | メ-カー | |
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エコカル | 土壌改良材、除塩促進剤 | 廃石膏ボードの有効利用、二水石膏+カルシウム | 中央環境開発 |
Fクレスト | フッ素不溶化剤 | リン酸カルシウム塩 | チヨダウーテ |
グリーンアースCS | 中性固化・不溶化・改質 | 酸化マグネシウム、リン酸化合物、カルシウム化合物 | エージェック |
グリーンアースCM | 中性固化・不溶化・改質 | ||
グリーンアースCP | 中和型固化・不溶化・改質 | ||
タイガージプハード-K | 半水石膏を主材料とした汚染土壌改良剤 | 要求性能に応じてマグネシウム、アルミニウム、鉄等を混合 | ティ・アイ・シー |
グリーンライムNP | 中性域固化材 | 酸化マグネシウム+添加剤 | 宇部マテリアルズ |
グリーンライムNP-S | 中性域固化および重金属不溶化(ヒ素、フッ素、鉛等) | ||
グリーンライムMP | 重金属不溶化材 | ||
スーパーMAG | 重金属不溶化材 |
高分子凝集剤について
本システムで現在使用している高分子凝集剤「エコハードB S-1T」は、アニオン性のポリアクリルアミド系ですが、高分子凝集剤の安全性についてはその毒性が問題となる場合があります。ポリアクリルアミド系高分子凝集剤の毒性については2種類あり、(A)未反応のアクリルアミドモノマー、(B)カチオン性ポリアクリルアミドによる魚毒性が挙げられます。それぞれについて以下に説明します。
(A) アクリルアミドモノマーについて ポリアクリルアミド系高分子凝集剤は、有毒とされるアクリルアミドモノマーを原料として使用するので同様に有毒であると疑われることがありますが、モノマーとポリマーは化学的に異なる物質であり、ポリアクリルアミド系高分子凝集剤は基本的に安全な化学薬品であるというデータが多く示されています。 また、未反応のアクリルアミドについては、製品中に0.2%以下となるよう高分子凝集剤懇話加盟会社(現在は高分子凝集剤環境協会)が自主規制を定めています。特に水道用では0.05%以下と定めらおり、浄水場で継続して使用されている実績を考慮しても、現在の溶出値であれば問題ないと判断できます。*1) (B)カチオン性ポリアクリルアミドの魚毒性について カチオン性のポリアクリルアミドに魚毒性があると言われています。これは、淡水中での魚のえらから分泌されるアニオン性の物質とカチオン性ポリアクリルアミドが結合して不溶化の物質となり、えらを閉塞して呼吸ができなくなるためであることがわかっています。従って、アニオン性・ノニオン性のポリアクリルアミドであれば魚毒性はありません。ただし、カチオン性のポリアクリルアミドでも海水中では問題はないとされています。*2) |
以上のことから、エコハードB S-1Tに使用している高分子凝集剤はアニオン性のポリアクリルアミド系であるため魚毒性の心配はありません。また、エコハードB S-1Tに残留するアクリルアミドモノマーは0.05%を大幅に下回っており安全性も確保されています。
*1)高分子凝集剤環境協会:「高分子凝集剤の安全性について(カチオン編)」
*2)高分子凝集剤環境協会:「高分子凝集剤の安全性について(アニオン・ノニオン編」
廃石膏ボード含有フッ素の不溶化剤
廃石膏ボードは、浚渫土砂等の高含水泥土改良用固化材として活用が期待されていますが、石膏ボードの原料は天然石膏と各種産業から副生された化学石膏の2種類があり、一般的に使用されている後者の石膏にはフッ素化合物が含まれているものがあります。そのため、フッ素化合物の溶出については、環境省の調査においても廃石膏ボードを土木資材へリサイクルする場合の技術課題となっており、その対策が望まれています。
Fクレストは、このような背景を受け、富山高専が研究を進めてきた「石膏中不純物制御技術開発による、廃石膏ボードおよび建設汚泥の安全・安心リサイクル技術の構築」(環境省廃棄物科学研究)において開発されたものであり、実証実験においてその安全性を確認しています。
各種固化材の詳細内容については開発企業のパンフレットを参照願います。
お問い合わせ
各種固化材のパンフレットならびに詳細資料等のご請求は協会事務局にご連絡いただくか下記連絡先にご連絡ください。
企業名 | 連絡先 | 担当者 |
---|---|---|
(株)アグロジャパン | 0584-33-1774 | 笠原 |
(株)ETSジャパン | 0766-74-5445 | 小森 |
宇部マテリアルズ(株) | 03-3279-3235 | 尾花 |
カツラギ商事(株) | 03-3591-5128 | 川上 |
新日鐵住金(株) | 080-5886-7012 | 平嶋 |
EARTH CREATE(株) | 022-224-9262 | 安本 |
(株)ダイセキ環境ソリューション | 052-611-6350 | 纐纈 |
チヨダウーテ(株) | 059-361-4976 | 藤田 |
(株)ティ・アイ・シー | 03-3798-4731 | 酒本 |
阪和興業(株) | 022-227-7981 | 西野 |
(株)エージェック | 0220-34-5883 | 佐藤 |